月別アーカイブ: 3月 2015

軌跡 【私の歩んできた道】 No82

私は、組織の在り方から考えて 全農が設定している販売価格の方が 当然安くなるように計算されていると思っていた。 ところが、調査対象としてのその町の宝石専門店や デパートの宝飾売り場の価格の方が下回っていたのが 8割ほどあった。 同行していた全農・大阪支所の課長も困惑していて どう説明しても、研修会に参加して頂いた農協の方たちに 理解して頂くのは困難な状況でした。 そもそも、全農の販売価格のチャートが出来上がった経緯も 知らないので、私も説明のしようも有りませんでした。 私自身そこで初めて其のチャートを見たので どんな価格が載っているか知らなかったのは反省すべき事でした。 後日、この全農の販売価格チャートをどうするか 解答させて頂く事にして参加された方達の了承を得た。 帰りの新幹線の中でも課長は困惑していて 明日すぐに東京の全農本所に報告するので対処して下さい と頼まれた。 このチャートの作られ方を翌日聞いて驚きました。 その当時、農協市場で宝飾品を販売していた大手の2社で 希望販売価格を提出させてそれの平均値を販売価格として作成した チャートだという事が判った。 何の理論的根拠も無く作られている事に 少なからず驚いてしまった。 本所の担当の方にチャートの作成に関して 私に一任して貰えるように頼んでみた。 ダイヤモンドの海外での市場価格は一定の指標が有って 10%も15%も外れる事が無いので標準的なバイヤーが 買付ける価格は十分に把握していました。 そこから為替状況などを考慮して無理が無く ダイヤモンドの調達が出来る事を前提に作成してみた。 緊急に会議を開いて貰い、今回の経緯とこの様に対処をさせて 欲しい理由を説明して取引先には理解して頂きました。 その後も、今回の件が契機となりその他の曖昧なまま残っている ルールを見直していく事に為りました。 ツイート!function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?’http’:'https’;if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+’://platform.twitter.com/widgets.js’;fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, ‘script’, ‘twitter-wjs’); window.___gcfg … 続きを読む

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軌跡 【私の歩んできた道】 No81

昨日、全農(全国農業協同組合連合会)生活部の 宝飾事業の顧問として働き始めた事を書きましたが、 平成3年に契約しました、 それから約20年間お世話になりました。 一応、担当区域は西日本なので富山県・岐阜県・ 愛知県より西を担当していましたが 東日本の農協から講演の依頼があれば御伺い させて頂きました。 この仕事を通じて、本当に色々勉強させて頂きました。 宝飾については、勿論、私が専門家として色々アドバイスを させて頂くのですが、物を作っていく姿勢は、 私の方が学ばして頂きました。 私が主宰していた勉強会も元々あまり酷いジュエリーが 市場に出回るようになっていたので異業種から参入された方々に 消費者に安心して購入して貰えるジュエリーは どんなものか知って貰うために始めた集まりです。 前にも書いたようにその頃はよくこんな物を作って 恥ずかしくないのかと思うほど酷いメーカーが乱立していました。 全く輝きが無いダイヤモンドを使い、 チョットでも超音波洗浄機に掛けたら、 ぽろぽろとメレダイヤモンドが外れてしまうジュエリーも 多々あり、実に嘆かわしい状態でした。 皆仕事が終わった後、2時間ほど勉強会に出て 軽く居酒屋で懇親会をするような感じで 毎月一度の集まりをしていました。 そんな中、集まりに参加していた全農・生活部と 取引関係があった(株)そごうの物資部の部長が 推薦してくれたのでした。 先程も書きましたが日本の農家の方たちは本当に 真面目に農産物を大切に育てているのが判り、 私も同じような姿勢でジュエリー作りを指導させて頂きました。 契約して直ぐの秋の事だったと思いますが、 市場調査をして全農が決めているダイヤモンドの販売価格と 比較しながら検討をする研修会が西日本のある県でありました。 その時のチャート表は、私が就任する前から存在していたので、 どんな経過で作られたのかは知りませんでした。 そして、研修会が始まってその都市のデパートの 宝飾売り場とかその地域の有名な店舗の販売価格を調べて 比較検討する時間になりました。 ここで、問題が発生してしまいました。 … 続きを読む

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軌跡 【私の歩んできた道】 No80

後日談になりますが、私がGB社を退職して1年程で GB社の日本支社ではダイヤモンド部門がなくなりました。 そして、Yも出社停止処分ののち解雇されたようです。 何をしたのかは知りませんが、何か不祥事を起こしたのでしょう。 他の商材と違ってダイヤモンドの買い付けは職人芸的なところが あるのと、信用が第一なので代わりの人間を育てるのが 大変な仕事なのです。 そして、私は東京の会社から誘いを受けていたのですが、 そのまま関西に残る事にして大阪の会社に就職しました。 正直に言ってこの選択は大失敗でした。 大阪のそこそこの卸会社でしたが、ダイヤモンド部門を一から 作りたいと社長が言ったのでそれを信じて行ったのですが、 スタッフはそこの社員を使えとのことで、 はっきり言って無理でした。 誰も私以外は英語が話せないし、スタッフの年齢が高すぎる。 ダイヤモンドの見方をトレーニングしようにも老眼で見えない。 ここは、さすがにどうしようもないので2年ほどで辞めました。 そして、テルアビブのS社とかアントワープの数社が支援してくれる と言うので思い切って独立する事にしました。 GB社の頃からの顧客も皆さん応援してくれると言うので 手元資金も無いのに向こう見ずに思えるかもしれないくらい でしたが、独立しちゃいました。 自己資金は僅か700万円しかありませんでした。 皆が注文をしてくれたダイヤモンドを買付けて来て、 現金で回収して直ぐ送金をしてとの繰り返しで 3~4年ほど忙しくしていました。 その間に、全農(全国農業協同組合連合会)の生活部の 宝飾事業の顧問として契約もして頂きました。 これは、私が主宰していた勉強会がありまして、 そこに、デパートの(株)そごうの物資部の課長と部長が 来られていて彼らの推薦でその職に就く事になった。 このブログを見ている方の中にひょっとして 私の講演を聞いた方も居られるかもしれませんね。 ツイート!function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?’http’:'https’;if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+’://platform.twitter.com/widgets.js’;fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, ‘script’, ‘twitter-wjs’); window.___gcfg = {lang: … 続きを読む

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軌跡 【私の歩んできた道】 No79

前にも書きましたが、同業他社からウチに来て働いてくれませんか との誘いは結構いただいていた。 金貨が紛失した日は、どうやら土曜日で ゴールドジュエリー部門のスタッフは出勤をしていたようですが、 私を含めてダイヤモンド部門のスタッフは 誰ひとり出勤をしていません。 それなのに、ゴールドジュエリー部門のスタッフの何人かは 警察に呼ばれてもいない事実を後で聞きました。 こんな不当な扱いを受ける覚えがないので、直ぐに辞表を提出しました。 過去に一度、東京営業所で1CTのダイヤモンドが無くなった時は、 私は神戸に居たにも関わらず始末書の提出を求められた。 一応、ダイヤモンド部門での不祥事なのでそこに居なくても 指導不足という事で書かされました。 そしてその時も社内で紛失してるので今回と同じようなケースです。 しかし、前回の時は、誰も警察に相談をするとか 被害届を出すとかはしていません。 Yマネジャーは自分の責任を誰かに転嫁するために 犯人捜しをしたかったのでしょう。 辞表を直接、B社長に手渡ししたので 彼はすごく驚いた様です。 何が起こったか理解できない様子でした。 何か言い訳をしましたが、気持ちは変わらないと伝えました。 この事は、ローザンヌ本社にも伝わりB社長は必ず私を 引き留める様に命令をされたようです。 B社長は東京営業所のO所長を神戸に呼んで私の引き留めを頼んだ様です。 その時、今回の警察に関係が無い私達も巻き込んだ張本人が Yだと聞かされました。 どうやら、B社長は私達ダイヤモンド部門のスタッフが 警察に呼ばれて嘘発見器に掛けられるとは知らなかったようですが、 Yがいる限り今後も同じような嫌がらせをして来る事は明白なので、 幾ら慰留されても気持ちを変えるつもりが無い事をO所長にも話しました。 他社からの待遇の良さに惹かれた訳ではないので、 Yの顔を見ないで済むなら極端な話何処に移っても良かった。 ツイート!function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?’http’:'https’;if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+’://platform.twitter.com/widgets.js’;fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, ‘script’, ‘twitter-wjs’); window.___gcfg = {lang: … 続きを読む

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軌跡 【私の歩んできた道】 No78

1CTで1000ドル以下のダイヤモンドを見せて貰ったが、 テルアビブでは絶対に買わないロットに入っている様なダイヤモンドでした。 勿論、買付けた分を問題無く仕入れてくれるのであれば、 注文を受けても良いのかと思ったが、 普段は絶対に買わない品質のダイヤモンドだったので、 即答はせずに帰って来た。 昔からの取引先であれば、受けていたかもしれないが 最終的には断った。 GB社が扱う品質のダイヤモンドでは無い。 こんなダイヤモンドを取り扱って会社の評判を落としたくなかった。 この頃は甲府のジュエリー加工会社では韓国から安い人件費で 職人を雇っていた。 ところが本当の職人ではなく簡単なトレーニングだけをして 石留などをさせていた。 当たり前の事ですが、粗悪品でダイヤモンドのメレが外れる ことも当たり前でした。 ダイヤモンド部門の責任者として売り上げは作りたいけど 販売先の営業姿勢を再点検させた。 将来的に消費者と問題を起こす可能性のあるような商品を 製作したり販売している取引先はもう一度、 私が訪問して取引を継続するか判断する事にした。 結局、2社だけ取引を注意しながらする事にして、 出来るだけGB社からは営業には行かない事にした。 この作業の過程でも、ゴールドジュエリー部門のYが邪魔をして 取引先に出来るだけ悟られないように調査をし B社長と相談をして最終決定を進めているのに、 相手の会社にばれる様な事をするので困った。 そんな中で、社内で金貨の紛失事件が起こった。 輸入されたばかりの金貨50枚程が社内から消えた。 私達ダイヤモンド部門の人間にとっては全く知らない事でしたし、 無くなったされる日に出社した人間だけを調べれば良い事だし、 ダイヤモンド部門のスタッフはYの事を全員嫌っていたので そのセクションに近づく事も誰もしないのに 警察で嘘発見器に掛けられた。 もうここに至っては、馬鹿なYと一緒に働けない。 ツイート!function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?’http’:'https’;if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+’://platform.twitter.com/widgets.js’;fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, ‘script’, ‘twitter-wjs’); window.___gcfg … 続きを読む

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軌跡 【私の歩んできた道】 No77

今、30年程前の事を思い出しながら書いているのですが、 消費者の凄い変化に戸惑う程です。 あの頃は、1CTのダイヤモンドでも毎月少なくとも 100ピース程は絶対に必要でした。 それが、今では0.5CTでさえ毎月10ピース程販売するのが やっとです。 インフレーションの時代でしたから物価も上がるけど 給与も必ず上がると普通に皆思っていたので、 どんどん消費していった。 自動車なんかも早い人は車検ごとに買い替えたりしていた。 今では、信じられないでしょうがガソリンスタンドでも ジュエリーを販売していた。 神戸のT真珠はジュエリーの自動販売機まで作っていた。 この頃は、結構粗悪品を作って平気で販売したり、 必ずダイヤモンドは値上がりするので下取りを前提にした 販売をする会社があったりでもうモラルもなにもあった物では 無かった。 名前も聞いた事が無い会社が突然ダイヤモンドの輸入量で 日本で一番大きくなったり、 中には1日に1億売りあげるダイヤモンドの卸会社が出現したり、 それはそれは日本中がお祭り騒ぎのようでした。 所謂、バブル時代の前兆でした。 当然、宝飾用に仕えるダイヤモンドには産出量の限界が 有りますので、本来は工業用と思われていたダイヤモンドも 買付ける会社が出て来て驚きました。 確かに、ダイヤモンドではあるけど、磨りガラスの方が光っているのでは と思うくらい酷いダイヤモンド買付けるバイヤーがいるのには驚きました。 その当時、私達は1CTサイズで、ドル建てで1500ドルより安いダイヤモンドは 殆ど買付けた事が無かったのですが、 1000ドルを切ったダイヤモンドの注文が入って 一体どんなダイヤモンドを買付ければ良いのか想像できなかった。 早速先方の会社に行って今まで仕入れている ダイヤモンドを見せて貰う事に・・・。 ツイート!function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?’http’:'https’;if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+’://platform.twitter.com/widgets.js’;fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, ‘script’, ‘twitter-wjs’); window.___gcfg = {lang: … 続きを読む

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軌跡 【私の歩んできた道】 No76

先日は、私の引き抜きの話をしましたが、 売り上げが伸びて来て私達も人材を確保しないと いけなくなりました。 取引先でなかなか良い感じの人が一人いたのですが、 さすがに取引先から引き抜くのは今後の事も有るので 躊躇っていました。 彼の上司の課長とは馬が有って仕事以外の事も話せるように なっていたので、遠まわしに彼の事を聞いてみた。 彼は、テキサスに留学経験もあって、 英語も出来るしダイヤモンドの買い付けには興味が有るような感触を得た。 直接話す機会が少ないので時間が掛かるけど 先方の会社の理解も得ながら引き抜けないか動いてみる事にした。 月に10日ほどは東京営業所に出張しているので 直接話す機会を持てるように頻繁にその会社に 訪問をするようにした。 上司の課長に思い切って彼をGB社に転職させる事は 問題が有るだろうが会社同士の関係が悪くならないで GB社に来て欲しいと思っていると話をしてみた。 T課長は本人次第だと思うと答えてくれた。 私からでなくT課長から話して貰う事にした。 そのU氏は乗り気であるとT課長から返事を頂いた。 その段階で、GB社のB社長に報告をしておいた。 次に、先方の部長にも正式に会って話をする事にした。 少しだけ戸惑っていたが最終的には、U氏次第であると 言って頂いた。 東京で営業所長のO氏にも面接して貰ってから、 最終的に神戸の本社の方へ面接を受けに来て貰った。 B社長との面接も上手く行って、チョットほっとした。 先方の会社とはその後も問題なく取引関係を維持できたのにも ホッとした。 T課長には本当に感謝しました。 たまに部長と会いましたが、 U氏が元気で頑張っているかと気にしていた位で、 U氏もこの会社ではそれなりに期待されていた事も うかがえた。 徐々に、東京方面の顧客はU氏に任せる事にした。 ツイート!function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?’http’:'https’;if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+’://platform.twitter.com/widgets.js’;fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, ‘script’, ‘twitter-wjs’); … 続きを読む

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軌跡 【私の歩んできた道】 No75

いずれにしても、人間関係の煩わしいのは嫌いなので 基本的にゴールドジュエリー部門の人間とは 関わらないようにしていた。 それでなくても、アントワープ支店に買付けて欲しい ダイヤモンドの価格や必要個数を指示して 効率よく営業するのに忙しいので余分な神経を使いたくなかった。 日本国内の景気も良かったので宝飾業界への新規参入も多く 顧客開拓には困らない状態でしたが、 安定して取引ができる取引先を選ぶようにとの指示を 部下にはしていた。 短期的な売り上げを作る事より、 アントワープ支店が有る事をフルに活用することで、 タイムリーに必要な量を納品できるので 余分な在庫を持つ必要がない事を前面に押し出して 顧客獲得をしていった。 ここで問題が発生したのは与信枠の問題だった。 元々、ゴールドジュエリー部門の顧客で ダイヤモンドも当社から仕入れたいと仰って下さる 会社もあったのですが、与信枠の問題で ゴールドジュエリー部門が譲られないと 言って来る事が多くなった。 ある会社の仕入れ担当者はゴールドジュエリー部門との 取引を止めても良いのでダイヤモンド部門だけと 取引を継続したいと言ったりするので、 Yが怒り出す事がしばしばあった。 その場合は先方の会社を改めて調査をして 与信枠が増額が出来るか判断を管理部門の判断を仰ぐしか無かった。 ダイヤモンドの場合少しの取引でも結構な額になってしまう事が有るので、 与信管理は重要な仕事の一つであった。 年末が近づくと毎年ローザンヌ本社から監査に役員がやって来る。 これは大変な作業で、その年のパーフォーマンスや翌年の売り上げ予算、 利益予算等を何も問題がなければ1日、 何か問題が有れば2,3日、日本のB社長を含めて 1対3人位で会議が行われる。 前にも書いたように本社から来る役員の使う英語は ブリティッシュイングリッシュなので聞きとり難い。 鋭い質問が来るので予め準備していても答えていくのが大変。 幸い、その年は、業績が良かったので厳しい質問は無かった。 それでも、予算はもう少し上げる様に指示された。 ツイート!function(d,s,id){var … 続きを読む

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軌跡 【私の歩んできた道】 No74

翌朝、JAL墜落事故のニュースをテレビで報じていた。 この事故では、私の直接のお客様は誰も犠牲になっていなかったのですが、 ゴールドジュエリー部門の顧客の中に何人か犠牲になられた方がおられました。 私は東京に出張に行く場合は新幹線しか使わないので 問題は無いですが、海外出張が多い私達にとっては 航空機事故は嫌なものです。 今の香港空港ではなく前のカイタック空港の時は ビルすれすれを旋回しながら飛ぶのでスリル満点でした。 駐在中にテレビでインタビューされたりしたせいか 他社から引き抜きの話が結構ありました。 そのうちの1社とは重役面接も社長にも非公式に会ったりは しましたが、何か最後の踏ん切りが出来ませんでした。 アントワープ支社の開設も私の意見に従ってもらったし、 2年後か3年後には駐在を交代する予定であったし。 暫くは、余程の事がない限りこのままでいようと思った。 1つは、カラーストーン部門に飛ばされたKが そこの大阪支店長をしたいので譲って欲しいと言って来た事で 私が行っては彼のポジションがまた変になると困るだろう と思ったこともあるし彼が行くと必ず問題を起こすと思ったことも事実です。 そんな時にB社長の耳にも私に他社からの引き抜きがあるらしい と言う事が伝わっていた。 毎月に一度、土曜日出勤をしてマネジャー会議を 朝から夕方までするのですが、 突然、会議後にB社長の自宅で夕食を取る事になった。 彼は今度の引き抜きの話に少なからずショックを 受けているようでした。 日本人の事がまだまだ判らないので コミュニケーションを深めたいと思ったのでしょう。 仕事の進め方は私とB社長は考え方が近いので 問題ないのですが、問題はゴールドジュエリー部門のYです。 B社長からダイヤモンド部門の成績の良さを聞くたびに 部下を怒鳴りまくって成績を上げろと言いまくっていました。 彼は理論派ではないのでそれしか出来なかったのでしょう。 ツイート!function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?’http’:'https’;if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+’://platform.twitter.com/widgets.js’;fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, ‘script’, ‘twitter-wjs’); window.___gcfg = {lang: … 続きを読む

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軌跡 【私の歩んできた道】 No73

新しいオフィスの準備や円高に対する処置として 買い付けを増やしたことで、 あっという間に1年間が過ぎた。 帰国すると、仕事が出来ないS本部長と ゴールドジュエリー部門のYマネジャーの 馬鹿げた行動にイラツク日々が始まった。 同僚のGが今度はアントワープ支店に駐在で行くのだが、 勝手に年間予算を作成してS本部長に提出していた。 在庫はかなり少なく、とてもGが相談も無く提出した 予算を達成できる在庫がない。 私が帰国するまでに殆ど販売してしまっていたのです。 それはそれで私の買い付けが上手く行っていた証なのですが、 Gがアントワープに行って最初の買付けたダイヤモンドが 入って来るまで殆ど販売できるダイヤモンドが無いのに 凄い予算だけが存在する。 Gの無責任さは昔からなので仕方がない。 当たり前のごとく、最初の月は予算を大きく 下回った。 何も知らない馬鹿なS本部長が早速やって来て Yマネジャーと一緒に予算を下回った事を叱責した。 日頃から売り上げや在庫状況を見ていれば、 予算が下回るのは判り切った事だし、 ましてや、他の部門の馬鹿なYが一緒に口を出して来た事に 我慢が出来なかった。 早速、B社長の部屋に行って現状の報告をして、 S本部長の下でこのまま働くのであれば 私が会社を辞めると言って来た。 B社長もS本部長とYには困っていたようで、 1ヶ月時間をくれと言われた。 1ヶ月後S本部長は解雇された。 Yもダイヤモンド部門の事には口を出さなくなって来た。 半年が過ぎて、夏休み前にB社長に呼ばれたので 部屋に行ってみると7月までにほぼ年間の利益予算を 達成しているので8月は一か月休暇を取っても良いと言われた。 しかし、部下もいるしそんなことは出来ないので20日程 休暇を取る事にした。 久しぶりに温泉に行って身体を休める事にした。 奥飛騨に行ってのんびりとした。 帰ってみると大変な事故が起こっていた。 ツイート!function(d,s,id){var … 続きを読む

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